昼なおほの暗い、滝つぼわきにまつられている。うす闇のなかにボーッと金色にかがやいて、神秘的な空気がただよっている。市内ではめずらしい、滝を中心とした神社であることがそのような世界をつくりだしているのだろう。
下に紹介するように陰陽石もすえられており、神仏混淆の聖域といえる。
というよりも、仏たちのなかでも汎神論的な色合いの濃い大日如来とその化身である倶利伽羅不動明王をまつっていることからもわかるように、神道に仏教的要素を加味した世界だといえる。(もともと神社なのだから当たり前といえば当たり前すぎるが)
天然記念物に指定されているタブの木や樹齢数百年のケヤキがのこされているなど、水への信仰だけでなく木の霊性にたいしても畏怖と崇敬をもって接していたことがうかがえる。
水・石・木―原始の自然への篤いおもいがのこされた、幽玄・素朴で貴重なこの原始信仰的な場所はこのままのこってほしいもの。
ちなみに、地元では富士浅間神社は間野浅間神社ともよばれている。
倶利伽羅不動尊(アップ)
大日如来(天保15(1844))
陰陽石
滝の手前の祠に祀られている。
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