馬頭観音(明和7(1770))
峠から下る旧道は沢崩れで道がとぎれたところがあり、道をまちがえていないか不安だったが、なんとか辿りつく。
馬頭観音アップ
顔は円空の力強いタッチと九州臼杵の磨崖仏の気品を漂わせている。
撮影を終えての帰り道、とつぜん背後でカーンという乾いた音がひびいてきた。馬頭観音が久々に訪れた人間に話しかけたかったのだろうか? それとも、杉の枯れ枝が幹にあたった音だろうか?
渓流の夜の音を聞いて悟りを得たという、宋の詩人であり勝れた修行者でもあった蘇しょくの体験もこのようだったのだろう。「居士の悟道するか、山水の悟道するか。」
「尽界にあらゆる尽有は、つらなりながら時時なり。有時なるによりて吾有時なり。」という正法眼蔵の文章も思い起こされる。
得がたい体験をすることができ、感謝、感謝!
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