2010年1月14日木曜日

上名栗大場戸

地蔵菩薩
白岩への道と妻坂峠への道との分岐点にある。
浮彫が浅くなっており、木陰で光がとどきにくいこともあって、
像のかたちがはっきりとはわからなくなっている。
文字塔は「地蔵尊」と読める。その右側には「右大みや」
ときざまれていて、かつて大宮郷(秩父市)への街道だったこと
がわかる。この街道を逆にたどれば、小沢峠をこえて青梅、八
王子、大山阿夫利神社のある伊勢原へとつうじる参詣道だった。
いまではハイキングコースとなっているが、かつては秩父から正
丸峠をこえ、飯能へと下る大山街道と並行する重要なルートだ
ったことを証明する道標。

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