巡拝塔(安政4(1857))・勢至菩薩(慶應2(1866))・馬頭観音(安政4)
阿弥陀三尊の脇士としてあらわされることの多い勢至菩薩が単独で祀られている。
この勢至菩薩が造立された慶應2年といえば、翌3年には大政奉還から王政復古へと激動の時代に突き進んでいく。戦争への予兆を感じ、迷いと戦さからすくってくれるこの菩薩を造立したのだろうか。
巡拝塔アップ
彫像は右手に錫杖はもっていないが、左手にもっているのは如意宝珠と思われるので地蔵菩薩だろう。
屋根には紋章が濃やかに彫られ、下の方には「湯殿山 羽黒山 百番組」、側面には 「四国八十八ケ所」などの文字がきざまれ、出羽三山と四国霊場の巡拝塔であることがわかる。
修験道と仏教との聖地巡拝の記念と、巡拝に行けなかったひとも塔をおがめば巡拝したのとおなじ利益を得られることをねがったものだろう。
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