2010年1月14日木曜日

上名栗姥神

馬頭観音(文化元年(1804))
旧道に入ってすぐのところ、自然石をそのまま活かしたすばら
しい石仏。
全体が雄大かつ勇壮で、天衣をまとった馬頭もめずらしい。
馬頭観音はふつう馬の供養のために祀られることが多いが、
この像をみていると仏教のおしえに導かれたというよりも、
山への畏敬と情熱あふれる石工の巧みの結晶といえる。
文化元年の銘がなければ、縄文の雰囲気さえ醸し出している。
すくなくとも仏教的というよりはそれ以前の山岳信仰の匂い
が強烈だと、これは勝手な妄想なのだが・・・

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